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公開日:2009/10/07 | 最終更新日:2009/10/07
金額をテキストボックスに1桁ずつ表示するには
概要

領収証の8つのテキストボックスに、「金額」フィールドの数値を1桁ずつ右詰めで表示してみましょう。その際、先頭の数字のすぐ左隣のテキストボックスに「\」が表示されるようにしましょう。

f100201 f100202
手順
  1. 8つのテキストボックスのコントロールソースに、それぞれ次の式を設定する。
    f100203
    [1] =Mid(Format("\" & [金額],"@@@@@@@@"),1,1)
    [2] =Mid(Format("\" & [金額],"@@@@@@@@"),2,1)
    [3] =Mid(Format("\" & [金額],"@@@@@@@@"),3,1)
    [4] =Mid(Format("\" & [金額],"@@@@@@@@"),4,1)
    [5] =Mid(Format("\" & [金額],"@@@@@@@@"),5,1)
    [6] =Mid(Format("\" & [金額],"@@@@@@@@"),6,1)
    [7] =Mid(Format("\" & [金額],"@@@@@@@@"),7,1)
    [8] =Mid(Format("\" & [金額],"@@@@@@@@"),8,1)
  2. 印刷プレビューに切り替えると、金額が1桁ずつ右詰めで表示される。
解説

「@」は文字列データ用の書式指定文字で、文字が存在する場合はその文字、存在しない場合はスペースを表示します。文字を8桁分の幅に表示したいときは、「@@@@@@@@」のように「@」を8個重ねて指定します。

たとえば、Format関数を「Format("\" & [金額],"@@@@@@@@")」のように使うと、[金額]フィールドの数値は次のように整形されます。「□」はスペースを表すものとします。

1234□□□\1234
12345□□\12345
123456□\123456
1234567\1234567

上記のように整形できたら、Mid関数で各桁の文字を1文字ずつ抜き出します。
=Mid(データ, 抜き出す桁, 抜き出す文字数)

参 考 領収証に模様を付ける裏ワザ

「領収証に見栄えのよい模様を付けたいものの、画像ファイルを用意するのは面倒・・・」
そんなときは、絵文字を使ってみましょう。「Wingdings」「Wingdings 2」「Wingdings 3」などのフォントを使うと、面白い模様を手軽に表示できます。このページで紹介した領収証では、次の設定のラベルを使用して模様を描いています。

■ラベルのプロパティ
標題:adadadadadadadadadadadadadadadada
フォント名:Wingdings 2
f100204

■絵文字の例
標題 フォント名 見え方
a Wingdings 2 f100205
b Wingdings 2 f100206
c Wingdings 2 f100207
d Wingdings 2 f100208
e Wingdings 2 f100209
f Wingdings 2 f100210
g Wingdings 2 f100211
h Wingdings 2 f100212

ただし、ラベルに設定したフォントがデータベースを開いたパソコンにインストールされていない場合、絵文字が正しく表示されないので注意してください。